2008-03

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ありがとう

 病院のインターンでハウスキーパー(清掃とかする部署)の方に同行させてもらった。
彼は僕とは年齢がそれほど大きくは変わらないのだが、とても仕事に対しての意識が高く素晴らしい方だった。

 たとえば、入院中の患者さんはベッドから動けないかもしれないので、ゴミ箱はベッドのすぐ脇に置くなど、本当に些細なことに気がつく。
 常に"自分が患者さんならば"という視点にたって工夫しながら掃除をしているそうだ。

 モップでの床掃除でもこんな感じの会話をした。
「床拭きって力がいるんだよね」
「筋トレになりますね。右手だけでやったら筋肉のバランスが悪くなるから、左に持ち替えながらやればよさそうですね。」
「確かにジムにいかなくても体鍛えられるから、それはいいね。」
彼が言うには、このように発想を転換して楽しみながら働くことは、こういった清掃という単調だが大変な仕事(トイレ掃除とかもあるしね)を続けるために大事なのだ。

給料だってそんなによくはない(らしい)。
汚れていたら文句は言われるけど、きれいにしたからってあまり評価されるわけではない。きれいにして当たり前だと思われているから。
医者や看護師と比べると、どうしても病院内での重要度は低く見られがち。本当は病院にとってとても大事な仕事なんだけどね(皆そんなこと気にした事もないかもしれないが)。
 
「やりがいがある仕事だと思うからね。」
さらっとそんなことを言いながら、黙々と仕事ができる彼は本当に素晴らしいと思う。

それでも、たまに患者さんから「ありがとう」と言ってもらえることもあり、そのときは本当にうれしいのだそうだ。
やっぱり心に思っているだけじゃダメなんだよね。
親切にしてもらったら、がんばっている人を見かけたら、
「ありがとう」
と一言声にして伝えるだけで、それだけで少しかもしれないけど人を幸せにできる。
そう思った。

 こういう人(清掃に限らず、電話交換、医療事務etc)の仕事はもっと評価されるべきだ。もちろん、病院は政府の方針によって医者や看護師の確保だけでいっぱいいっぱいな面もあるし、どうしても採用や給料の優先順位は低くなるのは仕方ない面がある。

 せめて縁の下の力持ち的な人々に、きちんと「ありがとう」と声をかけられる雰囲気の病院になればいいのにな。
 これは別に病院だけには限らないよね。
 
 縁の下にいる人はあまり表には出てこない。そういう人に気がつく、見つけるのには日ごろの意識が大切。
 そういう人を見つけたら、これからは迷わず言おう。
 「ありがとう」


P.S. KOKIAの2007年のフランスで行われたライブ映像がyoutubeにアップされていました。すごく興奮しながら観てしまいました笑。偶然ですが両曲「ありがとう」という言葉がテーマでした。

ライブの最後の曲「祈りにも似た美しい世界」


アンコール曲「ありがとう」




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    Author:アルケミスタ
    これまでのご縁で、医療・会計・統計はある程度勉強しています(現在も勉強中)。
    現在は統計分析も仕事でしています。
    趣味はヨガと読書(ジャンル問わず)。
    ここで書く内容は、日々思ったことを整理して書いています。
    もし、ここを通して僕が面白いと感じたことを共感して興味を持って頂けたら本当に幸せです。
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