2017-03

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本多政重

戦国日本史の関ヶ原合戦前後を調べていて、とても面白い人物に出会いました。

その方とは
本多政重
知名度めちゃくちゃ低いかも笑


この人、徳川家康の参謀である本多正信の次男として誕生し、12歳で家康の家臣倉橋長右衛門に養子なるも、2代将軍となる秀忠の乳母の子を喧嘩で斬り殺してしまいます。
そして罰を受ける前に出奔することになります。
その後、
大谷吉継
宇喜多秀家
福島正則
前田利長(1回目)
上杉景勝
前田利長(2回目)
と、その生涯でなんと有力武将ばかり7回も主替えをしています。

この人、さてはただの放蕩息子なのか?

僕はそうは思いません。
彼は宇喜多秀家に仕えていた時、2万石という高禄をもらっていました。この時の宇喜多家はお家騒動で半分裂状態のまま、関ヶ原合戦に西軍として参加するはめになります。
ここで宇喜多軍を支えた武将の1人が政重でした。
敵は実父が仕える家康軍でしたが、彼の活躍はすさまじく「あれは何者ぞ!」と家康に言わしめた程でした。
結局西軍は負けてしまうのですが、政重はその後ちゃっかり前田利長に仕官することに成功します。
しかし、旧主である秀家が家康の処分をうけることになり、死罪は確実と考えた政重は秀家に殉じようと前田家を飛び出しました。
ところが政重の予想に反し、秀家は八丈島流罪で生きながらえることになり、昇ったハシゴを外された状態になり居場所がなくなった(?)彼はそのまま前田家に戻らず上杉家に仕えることになります。
そこではなんと上杉家の参謀ある直江兼次の婿養子となり、上杉家を支える人物として期待されましたが、当主上杉景勝に嫡男が生まれるとまたしても政重の居場所が少なくなってしまいます(笑)。
結局最後に選んだ仕官先は、以前飛び出した前田家。
政重に期待された役割は、家康の参謀である父等の彼の持つ協力なネットワークをつかっての徳川家と前田家の緊張緩和。彼は自分に期待されていることをしっかり理解していました。結局彼の奔走の成果もあり、両家の関係は良好になりました。
その後も、大阪の陣の時では前田家先陣として鬼のように強かった真田幸村軍と闘いけちょんけちょんにやられるといった事も経験しています(一説では徳川軍代表として真田幸村の調略を試みたと言われている)。
そして彼は、前田家で家老になるまでに本多家を繁栄させた後1647年に亡くなります(享年68歳)。

僕はこの本多政重にとても魅力を感じます。彼は一見非常に自由気ままな人間に思われます。
しかし、かつて奉公した宇喜多秀家に殉じようとしたり、2回目の前田家奉公時代でもわかるように、自分の期待されている役割を理解し行動するマジメな面も持っています。
彼は、自分の生き方にある種の信念を持っていたのではないでしょうか。そしてそれは生涯曲げることはなかったのだろうと感じます。

自身の信念に支えられた上での、幅広い選択肢を持つふところの広い生き方。
僕が本多政重に魅力を感じるのはこうした人生を選び取った事にあるような気がします。
彼が死後に得た法名は「大夢道中」。
彼は人生という長い旅路においてどのような夢を追いかけていたのでしょうか。



スポンサーサイト

テーマ:生き方の指針 - ジャンル:ライフ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://alquimista1226.blog92.fc2.com/tb.php/4-daedc969
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

乳母の解説

乳母乳母(うば、めのと)とは、母親に代わって乳児に母乳を飲ませ、子育てをする女性のこと。かつて、現在のような良質の粉ミルク|代用乳が得られない時代には、母乳の出の悪さは乳児の成育に直接悪影響を及ぼし、その命にも関わった。そのため皇族、貴族、武家、あるいは

«  | ホーム |  »

Twitter Updates

Twitter Updates

    follow me on Twitter

    プロフィール

    アルケミスタ

    Author:アルケミスタ
    これまでのご縁で、医療・会計・統計はある程度勉強しています(現在も勉強中)。
    現在は統計分析も仕事でしています。
    趣味はヨガと読書(ジャンル問わず)。
    ここで書く内容は、日々思ったことを整理して書いています。
    もし、ここを通して僕が面白いと感じたことを共感して興味を持って頂けたら本当に幸せです。
    ありがとうございます。

    最近の記事

    最近のコメント

    最近のトラックバック

    月別アーカイブ

    カテゴリー

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    RSSフィード

    ブログ内検索

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。